「歴教協本部」カテゴリーアーカイブ

社会科授業づくり講座1月講座

社会科授業づくり講座
1 月講座のご案内
日時 : 2026年1月18日(日)10:00~12:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)

テーマ 「通常学級の中で、支援をどう考えるか」
「本校のセンター的機能について」
講師 森下 周亮さん(小学校教員)
津田 隆広さん(特別支援学校教員)
内容
○通常学級の中にも、何らかの特別な支援を必要とする児童は少なくありません。私の勤務校には事情により特別支援学級が設置されていませんが、その分、担任一人ひとりが特別支援教育についての理解を深めることが求められています。今回の報告では、校内や市内での研修を通して学んだことを整理し、自分なりの視点でまとめて共有します。また、皆さんからのご意見や様々な考え方にも触れながら、共に学びを深めていけたらと考えています。(小学校教員:森下周亮)
〇特別支援学校である本校のセンター的機能についての取り組みをご紹介させていただきます。本校は近隣の特別支援学校と比べて地域支援を2人のコーディネーターを中心に積極的に行っています。なぜ、地域支援を積極的に行うことになったのか。それには地域の知的障がいを持った児童・生徒の進路選択の難しさがありました。どのようなアプローチを経て現在に至るのか発表させていただきます。 (特別支援学校教員:津田隆広)
今回は特別支援教育についての講座回です。また、授業づくり講座実行委員・顧問からの発表回となります。

社会科授業づくり講座11 月講座のご案内(感想を追記)

社会科授業づくり講座11月講座のご案内
日時 : 2025年11月16日(日)10:00~12:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 高校における地域の歴史とかかわる授業づくりについて
講師 小川 輝光さん(元高等学校教員)
内容
高校の授業は「受験のための準備」「教科書を教えるので精いっぱい」という声を聴きます。しかし、生徒が歴史を自分ごととして捉え、歴史にかかわりをもつためには、足元である地域を掘り下げることは大切な経験です。神奈川県を事例に、歴史の授業や総合学習、クラブ活動など多様な機会を使いながら、生徒が探究的に歴史を捉えていった経験について紹介させていただきます。

2025年11月社会科授業づくり講座 感想まとめ
(1)講師・小川輝光さんより
この度は、高校で取り組んできた地域のなかで歴史を学ぶ実践について紹介と意見交換の機会をいただきありがとうございました。今年度、主たる職場が中学高校から大学へと移りましたので、これまで取り組んできたことを振り返る良い機会となりました。また、参加者の方と新しい出会いも作っていただき、今後の交流が楽しみです。

2点質問がありましたので、回答させていただきます。
①校内において、社会科や関係他教科の教員、あるいは学年・学校全体の教員とどのような共通理解をもちながらすすめてきた実践なのか。
社会科では教科会議が毎月2回程度、総合学習では総合探究委員会やFW担当者会議という組織を立ち上げ、集団的に議論をする場があります。今回事例に挙げた、関東大震災の歴史と朝鮮学校交流、水俣でのフィールドワーク学習も、多くの教職員のみなさんの協力を得て進めてきました。震災時の校長の対応などは学校100年史に史料付きで盛り込まれることになり、自校史教育などの場面でふれられるようになっています。朝鮮学校との交流や慰霊碑要請について、SNSで批判的な書き込みがあった時も、校長先生が全校生に対して、その意義話してくれました。FWの授業は主に二人の教員で協力して取り組んできましたが、宿泊研修の事前事後学習という内容から、個人の学びを深める探究的な取り組みへの転換などは他の方面担当者と議論しながら進めてきました。今年度これらの担当を降りるとなった時も、引継ぎなどをしてもらい、学校文化となっていったように感じています。

②中学校、高校段階での歴史や地理、公民的分野の基礎的な学習、系統的な学習(例えば歴史学習でいえば通史学習等)を小川さんはどうあつかっているのか。
この社会科の授業づくりも、特に中学1年から高校1年までの必修科目は、教材を共同で作成してきました。中学1年では「世界の歴史と地理」、中学2年ではそれをふまえた「アジアの中の日本の歴史と地理」です。ここで歴史総合的な「私」の関心に引き付けた問いづくりや発表学習も行っています。中学3年では「戦後史」を現代の問題と捉え直し、高校1年まで現代社会を歴史的、地理的、経済的な視点で学ぶ学習として行ってきました。できるだけ「わかりやすく」「おもしろく」を基調に、「実際の社会を理解する」ことができる社会科を目指してきました。

今回、地域のなかで歴史とかかわり、歴史のなかに生きていると感じることが、社会をつくる一員という意識を育むのではという提案をしてきました。現在、分断や排外主義など取りざたされていますが、地域のなかで顔が見える者同士で、どういう社会を作っていくか一緒に考えることが大切だと、今回お話しさせていただいたなかで改めて考えました。

(2)参加者より
1.小川さんの実践についてくわしく知ることができ、たいへん有意義な機会となりました。
関東大震災の朝鮮人虐殺の実践に関して、「なぜ、流言が広まったのか」という問いからの学習はすでに広く実践で行われているような気がしますが、流言を信じない感想を書いた子の作文から「なぜ、流言を信じない子がいたのか」という問いにつながっていく点に興味をもちました。流言を信じた人と信じなかった人の差は何か、そもそもどのような状況で流言が広がっていったのかなど、学びが深くなっていく感じがします。地域の歴史は教科書にある一般的な歴史では説明のつかないことも多く、そこの意外性や矛盾などに学びのスイッチがあるのだと感じました。その他、「歴史の扉」のプリントにあった横浜の精糖会社、朝鮮人虐殺の慰霊碑を市に要望する活動、水俣のフィールドワークなど、貴重な話が聴けてよかったです。ありがとうございました。

2.感想を述べさせていただいた際にも申し上げましたが、自分は外国人の人権問題に関する研究を学部生の頃から継続しておりまして、とりわけ関東大震災時の朝鮮人虐殺や在日韓国人・在日朝鮮人問題を中心とした外国人排斥問題に関する教育実践史研究を博士前期課程から現在も行っております。ちなみに修士論文では『歴史地理教育』全冊を中心とした教育雑誌の内容を調査し、掲載されている外国人排斥問題に関する教育実践記録を分析しました。その点、本日は小川先生のご研究やご実践の内容からとても勉強になりました。また、歴教協の先生方が重視されてきている、地域に根ざす歴史を探究するという点についても、新たな学びがありました。
特に「困難な歴史」に関する点については小川先生の教え子の方々も仰っていたかと思いますが、地域に子どもたち自身が赴いて学習活動を展開していく点、世界にまで幅を拡大して交流を行っているという点も素晴らしいご実践だと感じました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

3.今日の参加者は学生、院生が多かった。小川さんに対しての質疑応答は、小川さんの実践してきた「地域の歴史とかかわる授業づくり」の意義・内容に関わっての質問や感想が多く、議論の中心はそこにあったように思う。また高校と大学の歴史学習の接続の問題や、高校で学校史等をあつかうことの現実的難しさの問題も出されていた。
小川さんからは一人一人の質問に対し丁寧な説明があり、質問していない参加者も、議論の展開につれて理解が深まっていき、講座は終了した。
今日は質問できなかったが、個人的には小川さんの実践=「地域の歴史と関わる授業」を成立させている背景を知りたいと思った。2点質問という形であげさせてもらう。
① 校内において、社会科や関係他教科の教員、あるいは学年・学校全体の教員とどのような共通理解をもちながらすすめてきた実践なのか 
② 中学校、高校段階での歴史や地理、公民的分野の基礎的な学習、系統的な学習(例えば歴史学習でいえば通史学習等)を小川さんはどうあつかっているのか。
また小川さんと議論できることを楽しみにしている。

4.本日は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。小学校の教職課程をとっており、地域学習について関心があるのですがどの様なことを実践すればよいか分からず迷っていました。しかし、本日の講座でいくつかの実践例を見させていただきイメージしやすくなりました。
百聞は一見にしかずという言葉があるようにフィールドワークが理解を深める上でとても重要に感じました。元生徒の方も仰っていたように地域の学習から授業で扱ったテーマに対し、関心を持ちアンテナを張れる様な授業を目指したいと思いました。
今日、聞かせていただいた話を今後の教材研究や指導案作成の授業に生かしていくことを今後の自己の課題としていきたいです。

5.小川輝光さんの授業で、地域は横浜と水俣を事例としてあげられ、教科書でなく、フイールドワークとともに歴史学習の具体例をしめしていただき、ありがとうございました。
わたしが興味をもったのは、横浜の震災作文に流言を信じなかった小学生の文章に、「「もらった米です」「そうか見せろ」「いえだめです」「何がだめだこれでもか」……朝鮮人はそれでも大事そうに小さい油紙につつんだ物をはなそうともしなかった」という部分です。
流言を信じなかった事例として、この文章は扱われたようですが、それとともに、この子はなぜ「米」に執着したのか、という問いが発せられてもいいと思いました。
朝鮮で生産された米のうち移出量は1921年には21.9%になり、1936年には51.4%に増えました。日本人警官・徴税官が農家に入ってきて「土の中に隠しているかどうか、地面を叩いて調べたり、家中を調ぺたりされて、見つかると、牢屋に入れられたり、拷問を受けたりしました(呉昞権の証言)」「我が田の米が我が物にならない。そんな農家の暮らしに愛想づかしをして、若い人たちの姿が村から消えていきました。大都会に出ていったり、満州や日本へ出稼ぎに行くようになりました(朴季根パクケグンの証言)」日本による食糧支配(日常)の一端が大震災(非日常)に露見している、と見ました。若い女性たちが「そこへ行けば学校にも通えるし、ご飯も好きなだけ食べられる。この際そこへ行ってみるのはどうだ、と言われ李さん(李玉善イオクソンの証言)」が、「そこ」は着いてみると慰安所でした。

6.11月講座「高校における地域の歴史と関わる授業づくりについて」では、多くの学びを得ることができました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
講座後に自分でも調べたところ、地元・群馬県でも関東大震災時に朝鮮人虐殺が起きていたことを知り、今回学ばせていただいた内容を今後の授業づくりにぜひ生かしたいと強く感じました。関東大震災における朝鮮人虐殺については知識としては理解していたものの、具体的な事例にまで目を向けてこなかったことを痛感し、小川さんのお話を通して改めて丁寧に学び直したいと思いました。
また、授業づくりの面でも、朝鮮学校の生徒の方々と共に学ぶ機会を設けるなど、授業内にとどまらず、人と人とのつながりやそこから生まれる新しい価値観につながる取り組みに深い感銘を受けました。私自身も、その場限りでは終わらない学びを生む授業をつくっていきたいと感じております。

(3)司会より
今回で社会科授業づくり講座の進行役を務めたのは2回目となりました。至らぬ点が多々ありましたが、お忙しい中で11月講座にご参加頂いた参加者のみなさまには感謝を申し上げます。ありがとうございました。
高校で地域の歴史を扱うことに難しさもある中で、小川さんの実践は生徒の興味や関心を高めるような工夫がたくさんありました。小学校で学ぶ地域の学習とはまた違った観点から、地域の歴史を学習する必要があることを実感しました。質疑応答や感想の中で、学生のみなさんが活発に意見を述べており、実践を自分事として受け止めて話しているところが素晴らしかったです。それに対する小川先生の丁寧なフィードバックもあり、とても充実した時間でした。時間の関係で、現職の先生方の意見を聞けなかったのは申し訳なかったです。高校でどのような学習をしているか、小学校との関連も含めて考えさせられた2時間でした。

社会科授業づくり講座2025年9月(感想を追記)

社会科授業づくり講座9月講座

日時 : 2025年9月14日(日)10:00~12:00
会場 : 東京学芸大学附属竹早中学校 4階 社会科学習室 ※オンライン配信あり
参加費 : 500円(学生または年間参加費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ デイル・ヤーシーン村の人々の姿からパレスチナ問題を考える
講師 山田 麗子 さん(元中学校教員)

参加されるかたは下記のチラシをご確認のうえ、お申し込みください。

<実行委員会より>
 9月の本講座は、対面とオンラインの併用をしたハイブリット方式で開催いたしました。今回の講師には、元中学校教員の山田麗子さんをお迎えし、「デイル・ヤーシーン村の人々の姿からパレスチナ問題を考える」をテーマに模擬授業を行い、子どもが主体的に学び、主権者意識を育む授業について御講演いただきました。
 講座の前半では、模擬授業を行いました。現在起きているガザ市への攻撃について知っていることについて教師と生徒で共有することから始まり、「年代別パレスチナの推移」を地図に赤ペンで塗っていく作業や「デイル・ヤーシーン村」について翻訳された資料を段落読みする活動をしました。資料の読んだ後、4人グループに分かれ話し合い活動を行うなど、授業の中で生徒たちが行う活動のポイントを解説していただきながら、パレスチナの問題について考えることができました。地図や資料を通して、パレスチナの難民や占領について確認していくと、現代の問題に戻り、パレスチナ問題に対する日本の考え方について見ていきました。今ニュースになっている問題もあり、「日本はどのような選択をするのか」予想する活動は関心をもって取り組めました。
 講座の後半では、まとめとして、「人びとの生きた歴史を継承する、今につなげて考える」、「主権者である中学生の授業づくりのために」としてお話しいただきました。その上で、パレスチナ問題について参加者同士で資料についての情報共有や、質疑応答を行い、知識を深めていきました。話し合い活動では、対面の人だけでなく、オンラインで参加した人も話し合い活動を通して、意見を出し合うことができ、充実した時間となりました。
 模擬授業を通して、パレスチナ問題を過去から現在につなげて考えていくための考え方や道筋を教えていただきました。山田麗子さんには、御多用の中、貴重な実践を御紹介いただきましたこと、心より感謝申し上げます。今回の学びを今後の授業づくりや校内研修に還元し、子どもたちのより深い学びにつなげてまいりたいと思います。

<参加者からの感想>
◆貴重なお話、ありがとうございました。パレスチナ問題や現在進行形の問題を授業で扱うなど、伝えたいことや伝えなければならないことがたくさんある授業では、資料を取捨選択することがとても難しく、「これでいいのか?」というような授業になってしまうことも多々あります。山田さんの授業プランは、壮大なパレスチナ問題も、中学生でも身近にとらえやすいように工夫されており、これを参考にして授業をしてみたいと思いました。
授業づくりの観点では、誰でもできる作業を組み込んだり、○○係、段落読みなど、それぞれに役割をもたせたりすることで、どんな生徒も主体的に参加できるようにしています。そして、それをとても大切にしていることが伝わってきました。
私は、退職したら「授業のことは一切考えたくない。」と思っているので、退職後もなお「教材発掘」をして、授業のプランを作成することで、社会科教育のために尽力なさっていることが、本当にすごいなーと思いました。山田さんの授業づくりの背景にある方々の想いも受け止めながら、私も授業をしていかなければと思います。                    

◆作業から始めることや生徒一人一人が疑問に向き合えるような展開を作ることなど、特に方法論の面から学ぶことが多いご報告でした。また、他の先生方のお話からも今こそパレスチナ問題について子どもたちとともに学ばなくてはならない、考えなくてはならないという強い危機感を感じ、自分も真剣に向き合わなくてはならないとあらためて思わされました。
まだ教材研究の段階ですが、パレスチナ問題について子どもたちとともに考える際、イスラエルの視点から考えるアプローチもできるのではないかと考えています。被害に注目し、国連や国際社会の動向の是非を問う授業ももちろん重要だと考えていますが、一方で日本に生きる自分たちを「第三者」とみなし、パレスチナ問題を他人事とする見方や自分にできることはないという無力感にもつながってしまうように感じています。イスラエルの教育や政治動向について学び考えることが、日本の現状を批判的に見ることに繋がり、日本を次のイスラエルにしないためにどのような社会を構想するのかといった流れの方が、パレスチナ問題を自分事に考えることができるのではないかと思っている次第です。
板垣雄三氏が主張しているように、サンレモ会議で日本もバルフォア宣言の内容を承認していますので、歴史的にも日本がパレスチナ問題と無関係であるとは言えません。山田先生や他の先生方のお話にもあったように、グローバリゼーションの最中で、外交や貿易などイスラエルやパレスチナと私たちの接点はたくさんあると思っています。教科書内容と関連付けながらも子どもたちの問題意識や批判的思考力を高めていけるような方策を考えていきたいです。
引き続き勉強させていただけますとありがたく存じます。本日はありがとうございました。

◆「パレスチナ問題の根源がわかるような教材の発掘をしたい」という思いから、教材を探し続け、金城美幸著「『虐殺』の物語の奥行き―シャリーフ・カナーアナ、ニハード・ザイターウィー著『デイル・ヤーシーン』の解題と翻訳」にたどり着いた山田さん。中学生や高校生がパレスチナ問題を考えるきっかけにするにぴったりの教材を発掘されたと思います。
 山田さんは金城さんの訳書を参考にして、①1948年5月、ユダヤ人国家イスラエルの建国宣言前後のパレスチナの状況、②1948年4月ユダヤ人武装組織から奇襲をうけパレスチナ人の虐殺があったデイル・ヤーシーン村の歴史、虐殺事件当時の村の状況、村人の生活の営み、ユダヤ人との関係、③1967年以降現在に至るガザとヨルダン川西岸の状況 を授業資料にしました。
 山田さんの授業計画では、この資料を授業で読み合わせる→グループ別に話し合い発表→出た意見をまとめて、柱を立て、調べたり考えを深めたりしていく。(柱1デイル・ヤーシーン村の生活について 柱2難民の生活について 柱3こうなった原因と、今後国連はどうしようとしているか)となっています。
 今日の講座の分散会では、私たちも資料を読んで感想を出しあいました。「村の歴史や状況、人々の生活の営み、ユダヤ人武装組織からの攻撃の状況等リアルにわかった。」「長い間イスラエルとパレスチナでの戦闘が続いていることがわかる」「1948年の虐殺の時も子どもや女性を含ふくむ107 人が殺害され、多くの人が負傷した。弱い立場の人たちを攻撃することは絶対に許されない。今もイスラエルは病院を攻撃するなどぜったいに許されないことをやっている。どうしてこういうことが続いているのか」資料から読みとれることがたくさんあります。
生徒たちがこの資料をよんでどのような疑問、感想出しあうか興味があります。
中学生は、まだ中東の歴史や地理を詳しく学習していないので、柱3のような問題を自分たちで立てて考えられるでしょうか?担当した教員のフォローが重要になってくると思います。
                               
◆山田麗子先生、体調がすぐれないなか長時間お話くださりありがとうございました。社会科についての話ではありましたが、子どもへの問いの向けかたは、先生がどのように子どもたちに育ってほしいのか語っているように感じました。「疑問や問いを自分自身に考えさせることでその疑問を彼らの内に持たせること」は様々な問題を他人事ではなく、自分自身のこととして真剣に考えるために必要なことです。最近の子どもたちは以前にもまして自信がなく、答えのある問いに飛びつく傾向があるように感じます。それは私たち教員や保護者、ICTなど周りの環境がそれを形成してしまっているようにも思えるのです。イスラエルとパレスチナ、ウクライナとロシアなど、世界にはそう簡単に答えが出ない問題が山ほどあります。日本でも沖縄の基地の問題、北方領土、少子高齢化などもそれに当てはまるのではないでしょうか。個人が持っている意見には隔たりがあり、簡単には解決しない。これらの問題に当事者としてどのように考え続けるのか。私たち自身も子どもたちと一緒に考える姿勢こそ、問題解決の一歩であると感じました。山田先生が伝えてくださったことを週明けまずは私が担任している子どもたちに伝えていきたいです。

◆このたび授業づくり講座に初めて参加させていただきました。誠にありがとうございました。今回、山田先生からパレスチナ問題について、実際の村の資料や現在の状況をもとに授業づくりをされているお話を伺い、大変参考になりました。普段の授業ではなかなか触れることが難しい題材ですが、生徒にどのように理解させ、考えさせるかについて、多くの学びを得ることができました。
私自身、今回が初めての参加となりましたが、今後の授業実践に活かしていきたいと強く感じております。次回11月の授業づくり講座にも、ぜひ参加させていただければと考えております。
なお、今回の参加は高校の恩師からご紹介いただいたことがきっかけでした。歴史教育者協議会の先生方から学ばせていただく機会を、今後も大切にしていきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。                   

<講師の山田麗子さんより>
9月の「授業づくり講座」にお招きいただき、ありがとうございました。参加者は、学生、現職の教員、退職者、市民とさまざまで、所属も小学校から大学まで幅広いようでした。このような違いはありますが、ガザの現実に心を寄せ、より良い授業を考えていることは、みなさん同じでした。こうした方たちと、パレスチナ問題に向き合い、模擬授業で対話的に考える時間をもてたのはとても嬉しいことでした。
私は、中学教員、大学の非常勤を経て、学び舎教科書の編集長をしています。「問いを生み出す教科書」をめざしていますが、現場を離れて長いので、みなさんとの模擬授業は現職時代を思い出してなつかしく新鮮な気持ちになりました。この気持ちを教科書編集に生かしていきます。
感想もお寄せいただき、ありがとうございました。社会科、特に歴史は暗記教科になりがちで、考えるといっても、用意されている長文を答えることに陥りがちです。
「覚えて終わりではなく、学びが疑問を生み、新たな学びの出発点になる。モヤモヤする。調べたくなる。聞いてみたくなる。言ってみたくなる」このような問いを生み、自分で感じ考える学びが、自分なりの歴史や社会の見方をつくってくれることでしょう。それが、主権者としての土台になると思います。そして、問い続ける学びの大切さは、子どもも大人も同じではないでしょうか。
 私が現職の頃も教員は多忙でしたが、今日の先生方は激務で、職場の矛盾も大きいと思います。そうした中でも、仲間をつくり学びあっていくことを願っています。
貴重な学び合いの場をつくることに尽力されている「授業づくり講座」の実行委員のみなさんに、心より感謝を申し上げます。

社会科授業づくり講座2025年6月および年間計画(6月講座の感想を追記)

日時 : 2025年6月22日(日)10:00~12:00   
会場 :東京学芸大学附属竹早中学校 4階 社会科学習室 ※オンライン配信あり
参加費 : 500円(学生または年間参加費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ:地域の歴史から考えを広げる 小学校4年生「くらしを守る」授業報告
講師:芳澤比奈子さん(小学校教員)

申し込みは下記からチラシをダウンロードしてご確認ください。

年間計画もあわせてご覧ください。

講座の感想は以下のファイルをご覧ください。

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内 感想を追記

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内
日時:2025年1月26日(日)10:00~13:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ
核開発と核兵器廃絶の歴史
-21世紀、私たちは核の問題にどのように立ち向かうのか-
講師 良知 永行さん(静岡県・高等学校教員)
内容
1年間の「歴史総合」学習のまとめとして、高校生が「4つの問いかけ」を通して核の問題について様々な視点から考察した4時間の授業実践を報告します。授業の最後に、未来の世界に向けて「核の問題にどう立ち向かうのか」というメッセ―ジを発信することを通して、21世紀を生きる高校生が「どのような社会を形成していくのか」を自問し、そして教室内の仲間と対話した記録でもあります。
■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています
■参加を希望される方は、1月19日(日)までに、お名前・所属(学級担任
をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■オンラインでの実施のため、Zoom を使用できる環境の準備をお願いします。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を
限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。
■講師が体調不良の際は別日に延期になる場合があります。延期した日時のご
都合が合わない方につきましては返金対応ではなく、後日映像を公開させて
いただく対応をさせていただきます。基本的に返金には応じられませんので
ご了承ください。
【問い合わせ先】
授業づくり講座担当・黒田 090-4381-4463 takako-ashibi@amail.plala.or.jp

社会科授業づくり講座11月講座(感想を追記)

社会科授業づくり講座11月講座

日時 : 2024年11月10日(日)10:00~13:00
※Zoomによるオンラインでの実施(ID等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ特別支援教育の立場から社会科教員と一緒に考えたいこと
講師 村浦 新之助さん(埼玉県特別支援学校教員)
■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています。
■参加を希望される方は、11月3日(日)までに、お名前・所属(学級担任をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■当日オンラインでの参加の方は、Zoomを使用できる環境の準備をお願いします。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。
■講師が体調不良の際は別日に延期になる場合があります。延期した日時のご都合が合わない方につきましては返金対応ではなく、後日映像を公開させていただく対応をさせていただきます。基本的に返金には応じられませんのでご了承ください。

お問い合わせは歴教協本部にお願いします。

感想はこちらから

社会科授業づくり講座 9月講座(感想を追記)

社会科授業づくり講座 9月講座

日時 : 2024年9月15日(日)10:00~13:00
※対面とZoomによるオンラインの併用での実施(ID等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ どんな問いの積み重ねで、中学生の主権者意識を育てるか
講師 石戸谷 浩美 さん(中学校教員)
内容
中学校の現場で37年。ここ数年やっとたどり着いたのが「主権者意識をどう育てるか」という課題です。これまで多くの先輩達が取り組んできたことですが、私は社会科3分野のどの場面にもその課題が隠れていることに気づきました。公民最後の国際単元はいわば仕上げで、それまでに地理の日本の諸地域でも、歴史の江戸時代でも、どんな事実を取り上げ、どんな問いかけをしているかが重要だと考えています。私の最近の実践例を取り上げ、主権者意識につながる問いのありかたをみなさんで考えたいと思います。

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内 感想を追記

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内

日時 : 2024年1月21日(日)10:00~12:30
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 社会科授業づくり講座 実行委員・顧問からの報告
講師
津田 隆広さん(埼玉県特別支援学校教員)
宮崎 令子さん(埼玉県元小学校教員)
今回の報告は10年次研修の課題研究報告になります。私が現在勤務する学校は知的の特別支援学校ですが、脳性麻痺の後遺症で知的障害と、麻痺からの両足尖足があり車いすを使っている肢体不自由な生徒が高等部に在籍しています。今回は肢体不自由の特別支援学校ではない本校で、どのようなアプローチで卒業後を見据えた支援を行っているか発表させていただきます。 また、それ以外に顧問の宮崎令子さんより「はだしのゲン」についてのお話など、授業づくりのメンバーが「今」向き合っていること(平和教育)について報告させていただきます。 いつもよりしっかりとした講座の形ではありませんが、参加者の方々と話ができる時間が比較的長くとれ、ホッとすると好評の講座となっています。参加者の皆さんも悩みがありましたら、是非この場で話してみませんか。もしかしたら解決のヒントが見つかる!かもしれません…(^^)

社会科授業づくり講座 11月講座のご案内 感想を追記

千葉県歴教協が後援をしているイベントです。

社会科授業づくり講座11月講座のご案内
日時:2023年11月12日(日)10:00~13:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 君ならガマから出るか? 2022 ひめゆり学徒隊と向き合う沖縄戦の授業
講師 柄澤 守 さん(高等学校教員)


■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています。
■参加を希望される方は、11月5日(日)までに、お名前・所属(学級担任をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。