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社会科授業づくり講座11 月講座のご案内

社会科授業づくり講座11月講座のご案内
日時 : 2025年11月16日(日)10:00~12:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 高校における地域の歴史とかかわる授業づくりについて
講師 小川 輝光さん(元高等学校教員)
内容
高校の授業は「受験のための準備」「教科書を教えるので精いっぱい」という声を聴きます。しかし、生徒が歴史を自分ごととして捉え、歴史にかかわりをもつためには、足元である地域を掘り下げることは大切な経験です。神奈川県を事例に、歴史の授業や総合学習、クラブ活動など多様な機会を使いながら、生徒が探究的に歴史を捉えていった経験について紹介させていただきます。

社会科授業づくり講座2025年9月(感想を追記)

社会科授業づくり講座9月講座

日時 : 2025年9月14日(日)10:00~12:00
会場 : 東京学芸大学附属竹早中学校 4階 社会科学習室 ※オンライン配信あり
参加費 : 500円(学生または年間参加費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ デイル・ヤーシーン村の人々の姿からパレスチナ問題を考える
講師 山田 麗子 さん(元中学校教員)

参加されるかたは下記のチラシをご確認のうえ、お申し込みください。

<実行委員会より>
 9月の本講座は、対面とオンラインの併用をしたハイブリット方式で開催いたしました。今回の講師には、元中学校教員の山田麗子さんをお迎えし、「デイル・ヤーシーン村の人々の姿からパレスチナ問題を考える」をテーマに模擬授業を行い、子どもが主体的に学び、主権者意識を育む授業について御講演いただきました。
 講座の前半では、模擬授業を行いました。現在起きているガザ市への攻撃について知っていることについて教師と生徒で共有することから始まり、「年代別パレスチナの推移」を地図に赤ペンで塗っていく作業や「デイル・ヤーシーン村」について翻訳された資料を段落読みする活動をしました。資料の読んだ後、4人グループに分かれ話し合い活動を行うなど、授業の中で生徒たちが行う活動のポイントを解説していただきながら、パレスチナの問題について考えることができました。地図や資料を通して、パレスチナの難民や占領について確認していくと、現代の問題に戻り、パレスチナ問題に対する日本の考え方について見ていきました。今ニュースになっている問題もあり、「日本はどのような選択をするのか」予想する活動は関心をもって取り組めました。
 講座の後半では、まとめとして、「人びとの生きた歴史を継承する、今につなげて考える」、「主権者である中学生の授業づくりのために」としてお話しいただきました。その上で、パレスチナ問題について参加者同士で資料についての情報共有や、質疑応答を行い、知識を深めていきました。話し合い活動では、対面の人だけでなく、オンラインで参加した人も話し合い活動を通して、意見を出し合うことができ、充実した時間となりました。
 模擬授業を通して、パレスチナ問題を過去から現在につなげて考えていくための考え方や道筋を教えていただきました。山田麗子さんには、御多用の中、貴重な実践を御紹介いただきましたこと、心より感謝申し上げます。今回の学びを今後の授業づくりや校内研修に還元し、子どもたちのより深い学びにつなげてまいりたいと思います。

<参加者からの感想>
◆貴重なお話、ありがとうございました。パレスチナ問題や現在進行形の問題を授業で扱うなど、伝えたいことや伝えなければならないことがたくさんある授業では、資料を取捨選択することがとても難しく、「これでいいのか?」というような授業になってしまうことも多々あります。山田さんの授業プランは、壮大なパレスチナ問題も、中学生でも身近にとらえやすいように工夫されており、これを参考にして授業をしてみたいと思いました。
授業づくりの観点では、誰でもできる作業を組み込んだり、○○係、段落読みなど、それぞれに役割をもたせたりすることで、どんな生徒も主体的に参加できるようにしています。そして、それをとても大切にしていることが伝わってきました。
私は、退職したら「授業のことは一切考えたくない。」と思っているので、退職後もなお「教材発掘」をして、授業のプランを作成することで、社会科教育のために尽力なさっていることが、本当にすごいなーと思いました。山田さんの授業づくりの背景にある方々の想いも受け止めながら、私も授業をしていかなければと思います。                    

◆作業から始めることや生徒一人一人が疑問に向き合えるような展開を作ることなど、特に方法論の面から学ぶことが多いご報告でした。また、他の先生方のお話からも今こそパレスチナ問題について子どもたちとともに学ばなくてはならない、考えなくてはならないという強い危機感を感じ、自分も真剣に向き合わなくてはならないとあらためて思わされました。
まだ教材研究の段階ですが、パレスチナ問題について子どもたちとともに考える際、イスラエルの視点から考えるアプローチもできるのではないかと考えています。被害に注目し、国連や国際社会の動向の是非を問う授業ももちろん重要だと考えていますが、一方で日本に生きる自分たちを「第三者」とみなし、パレスチナ問題を他人事とする見方や自分にできることはないという無力感にもつながってしまうように感じています。イスラエルの教育や政治動向について学び考えることが、日本の現状を批判的に見ることに繋がり、日本を次のイスラエルにしないためにどのような社会を構想するのかといった流れの方が、パレスチナ問題を自分事に考えることができるのではないかと思っている次第です。
板垣雄三氏が主張しているように、サンレモ会議で日本もバルフォア宣言の内容を承認していますので、歴史的にも日本がパレスチナ問題と無関係であるとは言えません。山田先生や他の先生方のお話にもあったように、グローバリゼーションの最中で、外交や貿易などイスラエルやパレスチナと私たちの接点はたくさんあると思っています。教科書内容と関連付けながらも子どもたちの問題意識や批判的思考力を高めていけるような方策を考えていきたいです。
引き続き勉強させていただけますとありがたく存じます。本日はありがとうございました。

◆「パレスチナ問題の根源がわかるような教材の発掘をしたい」という思いから、教材を探し続け、金城美幸著「『虐殺』の物語の奥行き―シャリーフ・カナーアナ、ニハード・ザイターウィー著『デイル・ヤーシーン』の解題と翻訳」にたどり着いた山田さん。中学生や高校生がパレスチナ問題を考えるきっかけにするにぴったりの教材を発掘されたと思います。
 山田さんは金城さんの訳書を参考にして、①1948年5月、ユダヤ人国家イスラエルの建国宣言前後のパレスチナの状況、②1948年4月ユダヤ人武装組織から奇襲をうけパレスチナ人の虐殺があったデイル・ヤーシーン村の歴史、虐殺事件当時の村の状況、村人の生活の営み、ユダヤ人との関係、③1967年以降現在に至るガザとヨルダン川西岸の状況 を授業資料にしました。
 山田さんの授業計画では、この資料を授業で読み合わせる→グループ別に話し合い発表→出た意見をまとめて、柱を立て、調べたり考えを深めたりしていく。(柱1デイル・ヤーシーン村の生活について 柱2難民の生活について 柱3こうなった原因と、今後国連はどうしようとしているか)となっています。
 今日の講座の分散会では、私たちも資料を読んで感想を出しあいました。「村の歴史や状況、人々の生活の営み、ユダヤ人武装組織からの攻撃の状況等リアルにわかった。」「長い間イスラエルとパレスチナでの戦闘が続いていることがわかる」「1948年の虐殺の時も子どもや女性を含ふくむ107 人が殺害され、多くの人が負傷した。弱い立場の人たちを攻撃することは絶対に許されない。今もイスラエルは病院を攻撃するなどぜったいに許されないことをやっている。どうしてこういうことが続いているのか」資料から読みとれることがたくさんあります。
生徒たちがこの資料をよんでどのような疑問、感想出しあうか興味があります。
中学生は、まだ中東の歴史や地理を詳しく学習していないので、柱3のような問題を自分たちで立てて考えられるでしょうか?担当した教員のフォローが重要になってくると思います。
                               
◆山田麗子先生、体調がすぐれないなか長時間お話くださりありがとうございました。社会科についての話ではありましたが、子どもへの問いの向けかたは、先生がどのように子どもたちに育ってほしいのか語っているように感じました。「疑問や問いを自分自身に考えさせることでその疑問を彼らの内に持たせること」は様々な問題を他人事ではなく、自分自身のこととして真剣に考えるために必要なことです。最近の子どもたちは以前にもまして自信がなく、答えのある問いに飛びつく傾向があるように感じます。それは私たち教員や保護者、ICTなど周りの環境がそれを形成してしまっているようにも思えるのです。イスラエルとパレスチナ、ウクライナとロシアなど、世界にはそう簡単に答えが出ない問題が山ほどあります。日本でも沖縄の基地の問題、北方領土、少子高齢化などもそれに当てはまるのではないでしょうか。個人が持っている意見には隔たりがあり、簡単には解決しない。これらの問題に当事者としてどのように考え続けるのか。私たち自身も子どもたちと一緒に考える姿勢こそ、問題解決の一歩であると感じました。山田先生が伝えてくださったことを週明けまずは私が担任している子どもたちに伝えていきたいです。

◆このたび授業づくり講座に初めて参加させていただきました。誠にありがとうございました。今回、山田先生からパレスチナ問題について、実際の村の資料や現在の状況をもとに授業づくりをされているお話を伺い、大変参考になりました。普段の授業ではなかなか触れることが難しい題材ですが、生徒にどのように理解させ、考えさせるかについて、多くの学びを得ることができました。
私自身、今回が初めての参加となりましたが、今後の授業実践に活かしていきたいと強く感じております。次回11月の授業づくり講座にも、ぜひ参加させていただければと考えております。
なお、今回の参加は高校の恩師からご紹介いただいたことがきっかけでした。歴史教育者協議会の先生方から学ばせていただく機会を、今後も大切にしていきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。                   

<講師の山田麗子さんより>
9月の「授業づくり講座」にお招きいただき、ありがとうございました。参加者は、学生、現職の教員、退職者、市民とさまざまで、所属も小学校から大学まで幅広いようでした。このような違いはありますが、ガザの現実に心を寄せ、より良い授業を考えていることは、みなさん同じでした。こうした方たちと、パレスチナ問題に向き合い、模擬授業で対話的に考える時間をもてたのはとても嬉しいことでした。
私は、中学教員、大学の非常勤を経て、学び舎教科書の編集長をしています。「問いを生み出す教科書」をめざしていますが、現場を離れて長いので、みなさんとの模擬授業は現職時代を思い出してなつかしく新鮮な気持ちになりました。この気持ちを教科書編集に生かしていきます。
感想もお寄せいただき、ありがとうございました。社会科、特に歴史は暗記教科になりがちで、考えるといっても、用意されている長文を答えることに陥りがちです。
「覚えて終わりではなく、学びが疑問を生み、新たな学びの出発点になる。モヤモヤする。調べたくなる。聞いてみたくなる。言ってみたくなる」このような問いを生み、自分で感じ考える学びが、自分なりの歴史や社会の見方をつくってくれることでしょう。それが、主権者としての土台になると思います。そして、問い続ける学びの大切さは、子どもも大人も同じではないでしょうか。
 私が現職の頃も教員は多忙でしたが、今日の先生方は激務で、職場の矛盾も大きいと思います。そうした中でも、仲間をつくり学びあっていくことを願っています。
貴重な学び合いの場をつくることに尽力されている「授業づくり講座」の実行委員のみなさんに、心より感謝を申し上げます。

社会科授業づくり講座2025年6月および年間計画(6月講座の感想を追記)

日時 : 2025年6月22日(日)10:00~12:00   
会場 :東京学芸大学附属竹早中学校 4階 社会科学習室 ※オンライン配信あり
参加費 : 500円(学生または年間参加費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ:地域の歴史から考えを広げる 小学校4年生「くらしを守る」授業報告
講師:芳澤比奈子さん(小学校教員)

申し込みは下記からチラシをダウンロードしてご確認ください。

年間計画もあわせてご覧ください。

講座の感想は以下のファイルをご覧ください。

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内 感想を追記

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内
日時:2025年1月26日(日)10:00~13:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ
核開発と核兵器廃絶の歴史
-21世紀、私たちは核の問題にどのように立ち向かうのか-
講師 良知 永行さん(静岡県・高等学校教員)
内容
1年間の「歴史総合」学習のまとめとして、高校生が「4つの問いかけ」を通して核の問題について様々な視点から考察した4時間の授業実践を報告します。授業の最後に、未来の世界に向けて「核の問題にどう立ち向かうのか」というメッセ―ジを発信することを通して、21世紀を生きる高校生が「どのような社会を形成していくのか」を自問し、そして教室内の仲間と対話した記録でもあります。
■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています
■参加を希望される方は、1月19日(日)までに、お名前・所属(学級担任
をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■オンラインでの実施のため、Zoom を使用できる環境の準備をお願いします。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を
限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。
■講師が体調不良の際は別日に延期になる場合があります。延期した日時のご
都合が合わない方につきましては返金対応ではなく、後日映像を公開させて
いただく対応をさせていただきます。基本的に返金には応じられませんので
ご了承ください。
【問い合わせ先】
授業づくり講座担当・黒田 090-4381-4463 takako-ashibi@amail.plala.or.jp

社会科授業づくり講座11月講座(感想を追記)

社会科授業づくり講座11月講座

日時 : 2024年11月10日(日)10:00~13:00
※Zoomによるオンラインでの実施(ID等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ特別支援教育の立場から社会科教員と一緒に考えたいこと
講師 村浦 新之助さん(埼玉県特別支援学校教員)
■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています。
■参加を希望される方は、11月3日(日)までに、お名前・所属(学級担任をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■当日オンラインでの参加の方は、Zoomを使用できる環境の準備をお願いします。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。
■講師が体調不良の際は別日に延期になる場合があります。延期した日時のご都合が合わない方につきましては返金対応ではなく、後日映像を公開させていただく対応をさせていただきます。基本的に返金には応じられませんのでご了承ください。

お問い合わせは歴教協本部にお願いします。

感想はこちらから

社会科授業づくり講座 9月講座(感想を追記)

社会科授業づくり講座 9月講座

日時 : 2024年9月15日(日)10:00~13:00
※対面とZoomによるオンラインの併用での実施(ID等は後日連絡します)
参加費 : 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ どんな問いの積み重ねで、中学生の主権者意識を育てるか
講師 石戸谷 浩美 さん(中学校教員)
内容
中学校の現場で37年。ここ数年やっとたどり着いたのが「主権者意識をどう育てるか」という課題です。これまで多くの先輩達が取り組んできたことですが、私は社会科3分野のどの場面にもその課題が隠れていることに気づきました。公民最後の国際単元はいわば仕上げで、それまでに地理の日本の諸地域でも、歴史の江戸時代でも、どんな事実を取り上げ、どんな問いかけをしているかが重要だと考えています。私の最近の実践例を取り上げ、主権者意識につながる問いのありかたをみなさんで考えたいと思います。

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内 感想を追記

社会科授業づくり講座 1月講座のご案内

日時 : 2024年1月21日(日)10:00~12:30
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 社会科授業づくり講座 実行委員・顧問からの報告
講師
津田 隆広さん(埼玉県特別支援学校教員)
宮崎 令子さん(埼玉県元小学校教員)
今回の報告は10年次研修の課題研究報告になります。私が現在勤務する学校は知的の特別支援学校ですが、脳性麻痺の後遺症で知的障害と、麻痺からの両足尖足があり車いすを使っている肢体不自由な生徒が高等部に在籍しています。今回は肢体不自由の特別支援学校ではない本校で、どのようなアプローチで卒業後を見据えた支援を行っているか発表させていただきます。 また、それ以外に顧問の宮崎令子さんより「はだしのゲン」についてのお話など、授業づくりのメンバーが「今」向き合っていること(平和教育)について報告させていただきます。 いつもよりしっかりとした講座の形ではありませんが、参加者の方々と話ができる時間が比較的長くとれ、ホッとすると好評の講座となっています。参加者の皆さんも悩みがありましたら、是非この場で話してみませんか。もしかしたら解決のヒントが見つかる!かもしれません…(^^)

社会科授業づくり講座 11月講座のご案内 感想を追記

千葉県歴教協が後援をしているイベントです。

社会科授業づくり講座11月講座のご案内
日時:2023年11月12日(日)10:00~13:00
※Zoom によるオンラインでの実施(ID 等は後日連絡します)
参加費 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ 君ならガマから出るか? 2022 ひめゆり学徒隊と向き合う沖縄戦の授業
講師 柄澤 守 さん(高等学校教員)


■教員の方、学生の方、教員を志す方、どなたでも気軽にご参加下さい。
■途中参加・退室も可能です。ご都合に合わせての参加をお待ちしています。
■参加を希望される方は、11月5日(日)までに、お名前・所属(学級担任をしている場合は学年も)を下記のメールアドレスにご連絡ください。
■講座の様子については、映像記録を取らせていただき、後日、範囲と期間を限定した上で公開することを検討しています。予めご了承ください。

社会科授業づくり講座 9月講座(感想を追記)

千葉県歴教協が後援をしているイベントです。

日時 2023年9月10日(日)10:00~13:00
※対面とZoomによるオンライン の併用での実施。ID等は後日連絡します)
参加費 500円(学生または年間費をお支払いいただいている方は無料)
テーマ コロナ下の中学生~コロナ前とコロナ後をまたぐ3年間
講師 岩田彦太郎さん(中学校教員)
内容 コロナ前の2019年4月に入学した生徒たちを卒業まで3年間担当しました。この学年は1年生の頃に「コロナ前」の中学校生活を経験し、進級目前の全国一斉休校でそれを断ち切られました。2年生に進級したものの、生徒も教師も先を見通せない中で「よどみ」のような時間を過ごしました。そんな中でどうにかして生徒の自己肯定感を高めようと、学年全体で学習活動に取り組みました。その「もがき」のようなあゆみの中で生徒はどう変化したのか。そこで歴史教育・社会科教育が果たした役割とは何だったのかを話し合いたいと思います。