2016年6月 例会情報など

6月4日(土) 17:00~
千葉支部例会  千葉市中央コミュニティセンターサークル室2
  学び舎教科書について
  琉球の授業実践
 『歴史地理教育』の実践から

6月11日(土)13:40~
東総支部  日中戦争を学ぶ会
  講演「日中戦争の体験-そのとき私は初年兵」

6月12日(日)
世界部会例会 千葉市中央コミュニティーセンター
  インドネシア人の学校教育現場でのイスラーム教育
  「風刺画から考えるオスマン帝国の衰退」の授業
  「世界恐慌期におけるスウェーデンの福祉政策」
  「学び舎」の教科書から世界史の視点で検討

6月14日(火)18:00~20:45
船橋支部例会  船橋市勤労市民センター

6月15日(水)
松戸支部例会  市民会館302
  沖縄の歴史(4)松戸の戦跡を探る

6月18日(土)
習・八支部例会  東習志野コミュニティーセンター
  小6 歴史学習

6月19日(日)13:00~
日本史部会例会  千葉市中央コミュニティーセンターサークル室6
  「映像資料を活用した平和教育の方法
    -中学校社会科歴史的分野「太平洋戦争学習」を題材に-」
  「琉球使節の江戸上りはなぜ行われたのか?
    -近世の日琉関係を考える-」
  「『学び舎』教科書の可能性 -朝鮮史とかかわって-」

6月26日(日)15:00~17:00
  「地域と民衆の歴史を学ぶ」講演会  千葉市中央コミュニティーセンター講習室1

7月2日(土)17:00~
千葉支部例会  千葉市中央コミュニセンターサークル室2
  『歴史地理教育』の実践から
  そのほかの報告の詳細は未定

7月9日(土)
習・八支部例会  東習志野コミュニティーセンター
  小4 特色ある地域または印旛沼の開発

7月10日(日)
世界部会例会  千葉市中央コミュニティーセンター
  「平和本」の実践報告
  世界史探究の実践報告
  「紙幣から見る世界史」

7月10日(日)13:30~
東総支部  戦争体験を学ぶ会
  体験談「東京大空襲の体験」
 「日本の原爆製造と科学組」

7月12日(火)18:00~20:45
船橋支部例会  船橋市勤労市民センター

7月20日(水)
松戸支部  松戸の平和マップ作り

8月21日(日) 9:00~17:00
千葉支部  千葉市生涯教育センター特別会議室
夏の授業講座
  講演、模擬授業2本でゆっくり、たっぷり行います。
  皆さんの参加をお待ちしています。

社会科授業づくり講座 5月(感想を追記)

社会科授業づくり講座 5月講座
 【後援】歴史教育者協議会 / 東京都歴史教育者協議会 / 埼玉県歴史教育者協議会
     茨城県歴史教育者協議会 / 全国民主主義教育研究会 / 地理教育研究会

5月28日(土)14:00~17:00
会場:東京学芸大学附属竹早中学校(文京区小石川4-2-1)

テーマ:高校 日本史「もの教材で学ぶ歴史の授業づくり」
講師:鳥塚義和さん(千葉県 高等学校教員)

 自分で糸を紡いだことはありますか?弥生時代の人はもちろん、江戸時代の農民もほとんどの人が自分の着る服を自分でつくれたのです。綿から糸を紡いでみましょう。手で紡ぐ、紡錘で紡ぐ、糸車で紡ぐ、生徒も夢中になるはずです。
 また、授業でいきなり赤紙を配り、これが来たらどうするか、軍隊に入り戦場に行くとどのような体験が待っているのか問いかけてみましょう。完全な形の召集令状を復元しましたので、赤紙もおみやげにどうぞ。
 その他、絵巻物、勘合、年貢割付状など、『歴史地理教育』の連載「モノ教材が語りだす」で紹介したモノを、実際に手で触ってみてください。

どなたでも参加できます。参加費500円
年間予定表もつけておきます。

授業づくり講座5月

授業づくり講座年間予定表2016

お問い合わせは東京都歴史教育者協議会ホームページにお願いします。

講座に参加された方々の感想(一部抜粋)
*すてきな学習会を企画して下さり、ありがとうございました。自分がおもしろい!と思うものは、生徒もおもしろいのだと思います。仕事をスリム化して、もっともっと楽しいことをしていきたいと感じました。来年1月には沖縄修学旅行なので、とりあえず学校にゴーヤを植えようと心に決めました。できるかなぁ・・・。

*今日は大切な「もの」を見せて頂き、かつ貴重な体験をさせて頂きました。綿から糸を紡ぐのは、けっこうむずかしかったです。1本作るのにこんなことでは・・・、産業革命の機械化がいかに大変なことだったのかが実感できました。
勘合符って、あんなに大きかったんですか。東書の教科書を見て、画用紙を2つに切って合わせて授業して、随分単純な「札」だとは思っていましたが、やっぱり・・・。

*「モノ教材」の素晴らしさを再認識することが出来ました。鳥塚先生の一貫して変わらない熱意が伝わってきました。なおさら若い先生方に学べる機会、時間の保証を、どうやったら確保できるか、考えてしまいます。私自身にとっても課題です。

*めちゃくちゃおもしろかったです!!!「何がどういう風になって今の暮らしがあるのか」そういう根っ子のところがわからないまま過ごさせられている中で、今日のような授業は頭と体がびんびん刺激されて、生きる・暮らすと言うことを感じ取ることができました。

*現在、地球儀を持って行っただけで、中学生は喜んだりする。私自身お世話になった先生が、いろいろなモノを持って来て下さる先生だったので、いま講師の立場で忙しくはないので、教材探し、どんなモノが使えるのかを考えていきたいと思いました。

*アジア太平洋戦争の授業で、赤紙を持っていたら、教室に一人でいた生徒が「あっ!赤紙だ。先生、それ初期の赤紙ですよね。」と話しかけてきました。1年生の時に戦争体験者に聞いた時に、染料不足でだんだんうすくなったと聞いてきたそうです。そういう学習を増やして行けたらいいと思います。

5月講座講師 鳥塚義和さんからのメッセージ
 長年かけて集めたモノ教材とそれを使う技を、機会があれば若い人たちに伝えたい、
と最近思うようになりました。今日は、そういう機会をつくってくれて、ありがとうございました。モノ教材がそれを集めたり、つくったりした人の個性とわかちがたく結びついていること、それがモノ教材の魅力の一面であることをあらためて気づかされました。
と同時に、誰にでも用意できるようにすること、使えるようにすることも可能であり、私自身が「社会科の授業を創る会」から学んだことがいかに大きいかということも実感しました。モノ教材の普遍性を生かし、若い人にひろげていくためにも、やはり「モノ教材資料館」は必要だと思いました。