2022.7.3 地域と民衆の歴史を学ぶ講演会

第19回地域と民衆の歴史を学ぶ講演会
テーマ:子育てと仕事の両立をめぐる同時代史―松戸の子育てサークルの回覧ノートを手がかりに
講師:和田 悠 さん(立教大学文学部教授)
日時:7月3日(日) 13:00~15:00
ZOOMを利用してオンラインで開催します。
参加費は無料です。
<講演概要> 
1970年代から80年代にかけて千葉県松戸市で展開した、子育てサークル「てくてく勉強会」。勉強会に集った会員が回しあっていた子育てノートがあります。題して「てくてくノート」。このノートには、同時代の子育ての悩みや夫婦関係の葛藤、職場での困難など、子育てをしながら働く女性たちのさまざまな経験が詰まっており、同時代のジェンダーや民衆意識を理解する格好の一次資料ともなっています。私は、このノートを用いて、大学生たちと同時代史を学ぶ演習も行ってきました。こうした大学での教育実践も踏まえつつ、ポスト高度成長期の地域と民衆の歴史に迫ってみたいと思います。