カテゴリー別アーカイブ: 歴教協本部

10月授業づくり講座

10月授業づくり講座は、次の内容でおこないます。
日 時:10月18日(日)10:00~13:00
報告者:宮下和洋さん(我孫子特別支援学校清新分校教員)
テーマ:「特別支援学校高等部の社会科~北海道の地理を通して学んでほしい力~」
内 容:北海道の地理(北海道の特色や米作りの歴史、アイヌ民族の文化など)を題材に学習をしました。

卒業後、進学でなく就労という進路に進み、社会で生きる軽度知的障害の高等部の生徒が、北海道の地理を通して何を学び、感じたのかを報告したいと思います。
*今回の講座もZoomでおこないます。
 参加を希望される方は、下記のアドレスに御連絡下さい。
 近づきましたら、資料とURLをお送りします。
 takako-ashibi@amail.plala.or.jp

授業づくり講座の予定の変更につきまして―9月講座の感想を追記

コロナ感染者数の増大に伴いまして、これからの授業づくり講座を、どのようにおこなっていこうか、と実行委員会で話し合いました。会場が当面は使えないことと、都心に集まることが難しいためです。

1.年間計画表は、ひとまず削除して下さい。そのつど、お知らせしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
2.まずは9月講座についてお知らせします。

9月講座紹介
日 時:9月13日(日)10:00~13:00
方 法:ZOOMでおこないます。
テーマ:「主権者意識を育てる中学校地理学習をめざして」
講 師:石戸谷 浩美さん(東京・中学校教員)
内 容:
「地理学習で何を?」と問われれば「なんでもあり」と答えます。異文化理解から地球環境保護や平和実現につながる政治や経済のあり方など、授業者がこれだと思うテーマを見つけたら、地域や順番にかかわらず、どんどん取り上げればいいと思っています。
 今回は、2年生の九州地方の授業で「長崎・諫早湾干拓」のドキュメンタリー番組を見せた実践をもとに、日本地理で日本の政治のあり方を考えさせ、主権者意識を育てるということの意義や可能性、どんな工夫が必要かを、実際の番組を見ながら、みなさんで考えていきたいと思います。
 Zoomを使っての初めての講座です。いろいろと不具合が起こるかもしれませんが、ともかく挑戦してみますので、よろしくお願いいたします。

参加申し込み:
下記のアドレスに、メールでご連絡ください。その時、携帯番号もお教え下さい。
takako-ashibi@amail.plala.or.jp (黒田)

開催日が近くなりましたら、みなさんのアドレスに、当日のZoomのIDとパスワード、そしてPDFで報告資料をお送りします(可能でしたら、資料を印刷して、お手元に用意してご参加下さい)。

9月授業づくり講座のまとめ
「主権者意識を育てる 中学校地理学習をめざして」
2020年9月13日(日)  
講師 石戸谷浩美(東京学芸大学附属竹早中学校教諭)
司会 宮下和洋  

1.参加者 19名
小学校 3名、 中学校 5名、 高校 2名、 特別支援学校 4名
大学 1名、 大学生 4名 

2.講師からのコメント(抜粋)
 たくさんの方に参加していただき、また貴重なご指摘をいただくことができ、心から感謝申し上げます。発表者として、なによりビデオをZoomで見せられるか心配でした。
 やっぱり、発表者が一番勉強になります。諫早湾の干拓堤防問題のドキュメンタリー番組を使った1時間の授業報告でしたが、映像の使い方では番組をフルで使うかどうかや、途中で止めて発問するアイディアをいただいたり、最後の発問の言葉の吟味など、授業の時には気づけなかったことをご指摘いただき、まだまだこの歳になってもわかっていなかったことが恥ずかしいですが、そのことで意見交換ができたことがうれしいです。
 北海道の山本さんからは、講座の間にチャットで授業展開の代案をいただいたり、私の思いつきに「それいただき!」とやりとりできたのも、Zoomだからこそですね。遠く離れた場所から、リアルタイムで意見交換できるのはすばらしいですね。直接対面で話せた方が互いの表情もわかり、見せたい実物も使えたりしますが、今後の講座の1つのあり方を示せたようです。
 地理学習が、自然決定論で終わらず、ものづくりの工夫を学び、地域で働き生活する人々のすばらしさを知ることで、そうした人々の人権を守ることの大切さを考え、また、国政レベルの問題と闘う地域の人々の姿を学ぶことで、自分たちの問題として政治に関わるという意識を育てるのだ、という、当たり前のことにやっと気づきました。政治をしくみだけで抽象的に語るのでなく、地域の現実のなかで闘う人の姿として学ぶ場面として、地理学習が生かせたら、まさに主権者を育てるための「種まき」になるのではないか。
 地理学習の既成概念を打ち破り、「何でもあり」こそ地理だ、という大学の恩師の言葉を授業づくりにも生かしていきたいし、みなさんにもそう思ってほしいと思います。
 
3.参加者の感想(一部抜粋)
* 本日はこのような機会を作って下さりありがとうございました。沢山学ぶことがあってとても有意義な時間になりました。特に私は大学の石出みどり先生の授業で「良い問いは良い授業をつくる」という事を学んでいたので、今回子どもたちへの問の投げかけ方などについて多くの意見が交わされた事で発見が沢山ありました。また、石戸谷先生のお話を聞いてこの講座を受ける前は諫早湾の問題をなぜ1時間も使って取り上げるのだろうと思っていました。ですが、今日お話を聞いて主権者意識というものが分かりこの事例を取り上げた理由を知ってスッキリしました。現役の先生方の問やお話、また同じ大学生の方の考えも分かりとても貴重な時間でした。

*石戸谷先生のお話を聞いて「地理=暗記、つまらない」という印象がガラッと変わりました。地理を教えてみたいとさえ思えました。 授業計画や教材選びをどのようにすべきかのヒントを頂きました。先生の授業計画書を見るとタイトルから工夫されていて、きっとラインナップを見て生徒も次の授業を楽しみにしているのだなと思いました。農家の人の技術のすばらしさ、主権者として国と戦っている人を紹介することで自分たちの主権者意識を育てるという話納得しました。 授業映像を見た後は、国・政府はひどいなという印象が残りました。自分たちの権利を守るためにも色々勉強しなければならないとも生徒は感じると思いました。 その気になれば、すべてが教材研究。この言葉を受け止めて研鑽に励みたいと思いました。

*地理という学びの見方が広がりました。今まで自分が受けてきた授業でしか、地理という学問を見れなかったのですが、公民的分野も取り入れながら、その地域の問題を捉えていくというのは大事な地理的視点ですよね。特に現在進行形で行われていることに目を向けることで、今も困っている誰かがいるという事実に気付けることが中学生にとっては大きいことだと思います。どうすればいいかを考え続けるというテーマを非常に具体化した授業で、とてもおもしろかったです。年間計画や単元計画など、大きな視点で捉えるということを学生は学生のうちには経験できません。模擬授業も経験が限られており、単元をどう捉えるか、など俯瞰的に見ることがなかなか難しいです。きっとそれは現場に行って失敗しながら学んでいくものだと思います。しかしこのような場で、実際の先生の話を聞けることが、少しでも視点を広く、アンテナを高く張れることにつながると思いました。

*まずは、私はじめ学生の参加しやすい状況を作っていただきありがとうございました。
日本近現代史を専攻している私にとって、遠く感じる存在であり、難しそうと感じる存在であり、教員になるに向けて最も不安要素であったのが「地理」でした。今回の講座を通して、地理だからこそ出来ることが沢山あるということを学ぶことができました。
「地理学習がまさに「種まき」になるように」という、自分の中になかった授業観や「地理観」を持つことができただけでも、今回参加した意義があったと感じています。何より、ベテランの石戸谷先生の実践例を見て、色々な意見交換ができたことが良かったと思いました。全27枚の熱い学びの多い資料を用意してくださった石戸谷先生に感謝申し上げます。また、私の拙い意見も受け入れてくださった皆さんにも重ねて感謝を申し上げます。
次回も可能であればぜひ参加したいと考えています。
 

2020年 歴教協第38回中間研究集会

歴教協第38回中間研究集会
テーマ 日韓関係をどうとらえ、どう臨むか
── 2020年愛知/東海大会に向けて──

日時 2020年1月12日(日)10 時~16 時
会場 東京労働会館・ラパスホール
時程 10:00~ 講演  
   13:00~ 報告と討議①
   14:00~ 報告と討議②
   15:15~ 意見交流/閉会
資料代 1500円(学生・U25は 1000円)

講演 歴史に学び朝鮮半島との平和を築く
   講師 加藤 圭木 氏(一橋大学)
報告① 日韓共同の授業実践交流~26 年も続いた意義を語る
    三橋 広夫 氏(日韓教育実践研究会代表)
報告② 東京オリンピックの光と影~今、どういうことがおきているか
    石出 法太 氏(歴教協会員)

社会科授業づくり講座 11月講座(感想を追記)

授業づくり講座 11月

日時:11月24日(日)10:00~13:00
会場:東京学芸大学附属竹早中学校
   メトロ丸の内線茗荷谷駅徒歩12分
講師:川島啓一さん(埼玉高校教員)
テーマ:綿から見える未来~糸紡ぎ体験を通じて、私たちの過去・現在・未来を考える~
内容:綿繰り、綿打ち、糸紡ぎを体験し、綿に興味を持ってもらったところで綿の歴史をたどります。江戸期には日本各地で多くの和綿が作られていましたが、現在は国内生産は0%です。なぜ和綿は作られなくなったのでしょうか。綿からグローバル化の矛盾が浮かび上がります。最後は、日本社会の未来をみなさんと考えてみたいと思っています。
参加費:500円(学生200円)

詳しくはチラシをご覧ください。

11月社会科授業づくり講座のまとめ

1.参加者 13名(講師含む)
 小:2名 中:6名 高:3名 学生:1名 特別支援学校:1名 

2.川島啓一先生(講師)より
 今回授業づくり講座にお呼びいただきありがとうございました。改めて自分の実践を振り返る良い機会となりました。皆さん、楽しそうに綿糸を紡ぎ出す作業に熱中されていました。スピードや効率ばかり求められる時代ですが、こういう、ゆるーい時間の中に、この先の日本を考えるヒントがあるように改めて感じました。糸と一緒に、人のつながりも紡ぎだされたら幸甚です。

3.講座参加者の感想
●身近な着る、身に付けるもの綿からスタートして江戸時代、産業革命そしてグローバル社会の今、未来へとつながる問題提起をふくんだ壮大な授業提案、ワクワクしてきかせていただきました。ありがとうございました。
●授業づくりのヒントを得るために参加させて頂きました。
・歴史の出来事を1つだけにするのではなく、横のつながりを考えると理解しやすい。
・綿という導入でも歴史や、当時の時代背景、人々の暮らし、そして、現在のグローバル化にあるデメリットと学ぶポイントが多くあり、生徒はここから気になる点を深く学んでいくことになると思った。
・将来をきっかけに生徒の好奇心を高めるような授業づくりをしたいと思った。
●“わた”1つで、こんなにも社会を切り取る視点が生まれるのだと感じ、非常に面白かったです。どんな地域や年代も扱うことができるものという意味では、“わた”から人間の本質を見れる教材だと思いました。
●いろいろなことに興味をもち、それを深めて教材化しているものをうらやましく感じました。体験だけでなく、最後は「重い話」までしっかりつながる流れをつくっているのは、すばらしいと思います。自分では、やりっぱなしのことが多いので…
●綿は歴史の中で重要なのに、あまりうまく扱えていなかったので、授業へのヒントをたくさんいただき、これを使って授業をするのが、とても楽しみになりました。川島先生がとにかく楽しそうに話をなさっていたのが、とても印象的でした。それでこそ、楽しい授業ができるのだなと思いました。アイヌの授業もどのようにしているのか、お話をきいてみたいと思いました。
●体験をしながら楽しくたくさんのことを学ぶことができました。綿花も今回初めて見ました。実物を見たり、体験をしたりするだけで同じことでも興味を持って学習できるのだと思いました。
●一つの事にこだわり自分が楽しみながら視野を広げていくという姿勢に学びたいと思いました。様々な実物を持って来ていただきありがとうございました。
●ありがとうございました。イギリスの貿易史が好きでして、“綿”というキーワードに興味をひかれ、またトーク&チョークから脱したい気持ちで参加させていただきました。貧困問題やブラック労働にも関心があったので、今回の勉強は自分にとって本当におもしろいものでした。また参加させていただきたいと思います。
●今回は綿をテーマに、歴史・地理・文化のすべてにわたって実技も講演も全面的に展開していただいた。何よりも川島さん自身が楽しく意欲に学ぶからこそ生徒にも伝わり、生徒の好奇心を引き出し、意欲的なとりくみにつながっているのだと思う。衣食住全てにわたって生活と密着した学びの広がり、今後も他の人たち特に若い人たちに伝えていってほしい。

4.担当者より
 11月の授業づくり講座にご参加いただきありがとうございました。川島先生の“綿”をテーマに綿花から糸を紡ぐ体験や、自分たちの身近にも綿が使われたものは衣類だけでなく身近なスーパーに置いてある綿実油など生活の一部になっていることを学びました。そして、綿を紡ぐことが江戸時代、産業革命と時代が流れていく中で生産性の向上とともに貧困層の問題(海外における低賃金で過酷な環境で働く人々の実態がある)があることなど、知ることができました。“綿”を通して様々なことを伝え考えさせてくれる話ができるのは、川島先生自身が学びのアンテナをしっかり持っていて、好奇心をもって楽しそうに学んでいるからこそなのだと思いました。だからこそ、生徒たちにもそのことが伝わり、より良い授業につながるのだと思いました。川島先生の授業を通して学んだことを少しでも生かせるように今後の学びに生かしていきたいと思います。 (角之倉宏彰)

社会科授業づくり講座 9月講座(感想を添付)

社会科授業づくり講座
~9月講座のご案内~
テーマ 中学校社会科『ALL OUT ~授業づくり・学年づくり・部活動 』
講師 飯塚喜大さん(中学校教員)

会場 東京学芸大学附属竹早中学校
日時 2019年9月8日(日)10:00~13:00
※普段着で構いません。
※参加費500円(学生は200円)
※事前予約などは必要ありません。途中参加,退出も可能です。
※講座後、昼食会も予定しております。是非ご参加ください。
(当日参加を伺います)

詳しくはチラシをご覧ください。

感想はこちらをクリックしてください。

社会科授業づくり講座6月講座(感想を追記) 年間予定表

日時:6月9日(日)10:00~13:00
 *終了後、ご都合のつく方で昼食会を行います。(出欠は当日お聞きします。)
会場:東京学芸大学附属竹早中学校(春日通りに面しています)
テーマ:「なぜ、長野県の人がつくば市に来て芝畑をつくったのか?」
講師:石上徳千代さん(小学校教員)
参加費:500円(学生200円)
詳しくはチラシをご覧ください。

今年度の計画はこちら。

授業づくり講座6月講座の感想
1.参加者の感想
・つくばの芝栽培を通して、戦争の歴史を辿るという授業の方法がとても面白く、参考になりました。
・子どもたちの疑問が生かされ、子どもを第一にした授業実践を知ることができ、とても勉強になりました。身近な題材を通して、子どもたちの「なぜ?」を引き出しながら授業を行うことを自分も意識して、日々の授業に取り組んでいきたいと思いました。
・授業規律など、「形」だけでなく「中身」で子どもが自然と学びたくなる雰囲気の授業を自分も大切にしていきたいと思いました。
・教師は、「子どもたちに学びを提供する立場」であり、「子どもがどう学んでいるかを大切にしたい」という姿勢がひしひしと伝わる実践報告で、とても参考になりました。
・自分の職場の現状と比べながら、外へ足を運んで学ぶことの大切さを学びました。
・身近な物事に疑問をもって、子どもたちと学ぶことの楽しさを教わりました。
・石上先生の普段の授業の様子が分かり、このことも今回の講座の大きな魅力でした。

2.講師からのコメント
 この度は授業づくり講座で報告の機会をいただき、ありがとうございました。拙い報告でしたが、皆さんが真剣に聴いてくださったので、たいへんありがたかったです。
 今回の報告では、自分自身が気になっていた地域の事象を取り上げ、「なぜ」と問いかける問いを用意しました。調べれば調べるほど気になる事実につながり、わくわくしながら教材研究をしました。その様子も伝えられればと思い報告しましたが、うまく伝わったか自信がありません。しかし、自分の授業を振り返る貴重な機会となりましたので、授業づくり講座のみなさんには心からお礼を申しあげたいと思います。
 また、質疑応答の中で、授業の進め方について、各地域で進められている画一化、形式化について議論になりました。私自身も最近の傾向を知る機会となり、たいへん勉強になりました。授業の形式化は、子どもの学びを妨げることにつながると思います。その点で、授業で子どもに向き合っている教師の判断がもっと尊重されるべきです。そのような意見交換もできたので、たいへん有意義な時間でした。これからも子どもの学びを大切にする授業づくり講座であってほしいと思います。ありがとうございました。

3.担当実行委員より
 今回の講師、石上先生には、小学校4年生の社会科の実践を通して、授業づくりのポイントや考え方について話していただきました。学習の流れや使った資料、子どもたちの活動の様子なども、詳しく話していただき、実際の授業の様子が目に浮かぶようで、3時間という時間があっという間に感じました。
 今回は、芝畑を起点とした授業実践を提供していただきましたが、身近な物事が少し見方を変えたり、取り上げ方を工夫したりするだけで、これほどまでに有用な教材になるのだということに、とても驚きました。子どもにとって面白く、深い学びになる授業をつくるためには、教科書や資料集だけでなく、身の回りのあらゆる物事や出来事に対して、高くアンテナを張っていなければならないのだということを強く感じさせられました。また、石上先生の授業では、子どもたちの疑問をとても大切にされているということが伝わってきました。子どもたちの疑問も、授業を組み立てていく上で、欠かせないものなのだということを学びました。
 質疑応答では、社会科の授業に限らず、石上先生の授業を組み立てる上での考え方やテクニックなどもたくさん学ぶことができ、とても収穫の多い講座だったと思います。
 今年度最初の講座でしたが、お忙しい中にもかかわらず、少しの時間でもと参加してくださった方も何人かいました。ありがとうございました。講座の内容はもちろんですが、様々な地域、校種の方が集まって話をすることで、今までになかった視点で物事を見ることができるようになるということも、この講座の魅力の一つだと思います。
 次回の講座は9月の開催になりますが、多くの方の参加をお待ちしています。

社会科授業づくり講座2月講座 感想を追記

社会科授業づくり講座 2月講座

日 時:2月10日(日)10:00~12:30
    終了後、参加可能な方々での昼食会もあります。
会 場:東京学芸大学附属竹早中学校
 *地図を参照してください。春日通りに面した正門から入ります。

報告者と内容
森下周亮さん(小学校教員)
 「理科の授業実践について」
角之倉宏彰さん(特別支援学校 学校介護職員)
 「特別支援学校での1年間の実践から学んだこと」

今回の講座は、授業づくり講座の若手実行委員による報告です。「社会科授業づくり講座」なのに、なぜ理科と特別支援教育?と、思われた方もおられると思います。小学校教員は、様々な教科を担当しています。時には、社会科以外の教科を通じての授業実践を報告してもらい、小学校の授業について考え合うことも大切かと思います。また、特別支援教育については、新採の方が、希望とは関係なく特別支援学級・学校に配置されることもあり、また、通常学級でも、様々な障がいを持つ児童・生徒が増えているという現状があります。そして、また特別支援教育から学ぶことは、とても大きいことだと考えます。そのような理由から、今回のテーマでの報告のテーマを決めました。今回も良い学び合いの場になることを願っています。

*詳細は、チラシをご覧下さい。

2月授業づくり講座報告
「若手教員からの報告 小学校3年目、特別支援学校1年目の実践を振り返って」
2019年2月10日(日)  
報告者 森下周亮(小学校教員)
    角之倉宏彰(特別支援学校介護職員)
参加者 10名

1.報告者の感想
・今回報告して、特別支援について共有する機会をもてたのは良かったです。私自身も学校介護職員として学校現場で仕事するようになってから、特別支援学校について深く知るようになりました。そして、報告を通して、私自身の今後の課題なども見えてきたので、「自分ならどうするか」や、学習の意図など、学習指導要領を見ながら理解していくことをやっていきながら、特別支援学校の教員になれるように取り組んでいこうと思います。ありがとうございました。(角之倉宏彰)
・報告の作成や発表を通して、自分の考えがまとまり、次にしなければいけないことがはっきりしました。参加者の方からは、貴重なご意見をいただくことができ、これまでの自分の実践を違った視点から見直すことができました。課題に向けて、どのように取り組んでいけばよいのかが、より具体的になったと思います。
 今回は理科という教科での発表でしたが、ここで学んだことは、社会科をはじめ他の教科でも生かせると思います。また、大切なことや軸となる部分は、どの教科でも同じはずだと考えています。これからも、教科や分野にとらわれず、様々なことに挑戦していき、それを今回のように表に出していくことで、深めていくことができればと思います。(森下周亮)

2.参加者の感想
・特別支援学校の実態について、少しイメージが持てました。普通の学校と違うこともある一方で子どもとの関係を大切にしていくということは同じで、特支の方がその意識が強いのかもと感じました。特別支援は教育の原点とも言われるので、これからの自分の力にしていきたいと思います。
・〈角之倉さん〉発表ありがとうございました。レジュメにもありましたが、子どもがまず「やってみたい!」と思えるような、興味関心を引く工夫は本当に必要だなぁと改めて思いました。教員と学校介護職員の協働はこれから先も課題だと思いますが、お互いにアプローチしながらよいチームワークでやっていけるといいなと思いました。
〈森下さん〉発表ありがとうございました。同じ理科の教員として学ぶことがたくさんありました。(私は中・高ですが…)実験はやっぱり子どもの興味を引くと思いますし、考えさせる手立てにもなりますよね、時間が足りないな~と思うこと多々ですよね……成果と課題も納得のいく発表でした。森下さんの授業楽しそうで私も受けてみたいと思いました。
・若手の一生懸命とりくんでいる実践の報告を聞くことができてうれしい。フレッシュな感じです。どうとりくんでいるかがよくわかり参考になりました。
・とにかく若い方のレポート、がんばっているようすを知ることができたのがうれしかったです。これからもぜひたくさんのレポートを書いて先輩や仲間からの意見を聞いてがんばっていってほしいです。
・授業の中では、普段子どもたち自身が学んだ知識ではなくて、授業で学んだ知識を使うことが多いですが、本で読んで知っていることなどや自分で考えて予想を立てている様子が見られたのは良かったです。児童の考えを引き出せる理科の授業になっているというのが伝わってきたので、参考にしていきたいと思いました。
・特別支援学校のことは知らないことばかりでしたので、今日の報告を聞いて、学校介護職員の大変さや、やりがいについて知ることができてよかったです。1年目にしてよく頑張っていらっしゃるなと思いました。子供たちとの信頼関係が大事だというのは、普通級と同じで、これからも1人1人の思いを大切にしていこうと思わせていただきました。
理科の報告の方も、とても聞きごたえのあるものでした。適用実験、私もやってみよう!と思いました。そして、森下さんのように、子どもたちが自分ごととして捉え、主体的に学べる授業をしたいです。今日の報告が聞けてよかったです。現場に戻っても、時間が許す限りなるべく今日のような研修会に参加したいと思います。

2019年・歴教協第37回中間研究集会

2019年・歴教協第37回中間研究集会
テーマ「天皇の代替わりと歴史認識・歴史教育―2019年埼玉大会に向けて」

講演「天皇の代替わりと戦争の記憶」
講師吉田裕氏(一橋大学)

報告①「小学校社会科をこれからどうするか
~いくつかの歴教協実践から学んで」
中妻雅彦氏(弘前大学)

報告②「中学校歴史学習で何を学ぶか
~未来を志向する自主編成プラン(近現代)」
埼玉歴教協

全体会[討議の柱]:憲法を生かした学校・地域をつくろう

1,日時2019年1月13日(日)10:00~16:30
2.会場東京労働会館・ラパスホール

時程:講演10:10~12:00,報告①13:00?14:00,報告②14:10~15:10,
全体会15:30~16:25 /資料代:1500円(学生・U25は1000円)

2019年は天皇の代替わりの年です。代替わりにさいし、日本国憲法体制のもとで象徴天皇はどうあるべきなのか、戦争の実相をどう記憶化し語り継ぐべきなのかという課題があります。さらに新学習指導要領のもとで授業方法と内容への統制と干渉が強まろうとしています。こうしたなかで、歴史の事実に基づく歴史認識・歴史教育のために、これから何を大切にすべきなのか。ともに考えましょう。

詳しくはチラシをご覧ください。

社会科授業づくり講座 11月講座のお知らせ(報告を追記)

社会科授業づくり講座 11月講座のご案内
テーマ 高等学校 社会科『「困難さ」を持つ生徒たちが私に教えてくれこと』
講師 日達 綾 さん(高等学校教員)
会場 東京学芸大附属竹早中学校
日時 2018年11月18日(日)10 :00~ 13 :00
※ 教員の方,学生の方,教職を志す方,どなたでもお気軽にご参加ください。
※ 普段着で構いません。
※ 参加費 参加費 500円(学生は、200円)
※ 事前予約などは必要ありません。途中参加,退出も可能です。

*詳細は、チラシをご覧下さい。

社会科授業づくり11月講座報告
1.テーマ
「『困難さ』を持つ生徒たちが私に教えてくれたこと」
2.講師          
   日達 綾さん(神奈川県立高校教員)
3.参加者数 10名(講師含む)
  内訳・・・大学生:1名  小学校:2名  中学校:4名  高校:2名  特別支援学校:1名
4.参加者の感想
 *日達先生のお人柄が、とてもすばらしいと思いました。勉強へのモチベーションの低い生徒に寄り添って一緒に学ぼうとする姿勢が大切なのかな・・・とお話を伺って感じることが出来ました。自分も今、葛飾区内で学力調査ランキング最下位(!?)と言われている中学校で勤務していますが、投げ出さず、温かく、粘り強く、子どもたちと学んでいけるようにしたいです。いろいろ自身の教育活動のまずいところに気づかせて頂ける講座でした。ありがとうございました。
*日達さんの暖かい性格や思いがよく伝わる報告でした。小学校~高校まで、子どもの発達段階や家庭事情(貧困など)によって、いろいろ悩みはつきないと思います。でも、このように交流しあうことが、とても大切だということを改めて感じさせてくれました。もっと若い人に聞いてほしかったので、また話してくれる機会をつくれればいいなと思いました。どうもありがとうございました。
*これまで、いわゆる困難校の学習支援等は経験したことがあるのですが、現在の勤務校は、また異なる文脈で、自分自身は、まだ壁に当たっていない状況です。しかし、問題は違えど、教師として解決すべきことがあることに関わるので、”若手”として学ばせていただくことばかりでした。やはり”関係性”の中で、人間は社会生活を送るとすれば、教師として、若手として、できることはあると感じました。チームとして一枚岩になって対応することの必要性も認識できたと思います。本日は、ありがとうございました。
*まさに、私自身が、いま必要に感じているお話しでした。「こういう授業をやったら生徒に響いたよ!」というのをいろいろうかがってみたいです。
 *私はまだ学生であり、教職として働いていないので具体的なイメージが湧かなかったですが、今後教職に就いた際に確実に直面する問題であると思います。その場で何も知らずに悩むより、今回様々な事象を知ることが出来、対応が出来るようになれると思います。そのような、授業の内容のみではなく、生徒の実態に基づいたアドバイスや意見を多々頂いて非常に良い経験となりました。本日はありがとうございました。
 *2回目のお話しでしたが、更に面白いお話を聴くことが出来ました。生徒のノートはとても工夫がされていて、見ていて楽しいものでした。マスキングテープや付箋を使ったもので、キャラクターのセリフのようになっているものもありました。ノートの取り方が上手で、学び上手な様子が見られました。どのような子でも学び方次第で、できるんだというのが分かるなと思いました。そういった、できることを伸ばせるような学びや関わり方が上手だなと思うお話しでした。クラスの雰囲気づくりなども大変興味深い話でした。
5.日達さんからのコメント
 大好きな授業づくり講座に講師としてお招き頂き、ありがとうございました。そしてお忙しい中、講座を企画・運営してくださっている実行員、顧問の皆さまに感謝申し上げます。私はスーパーティチャーではないので、中堅どころとしてのちょっとした自分なりのコツなら話題提供出来るかなという感じでお引き受けしました。今までの講座の雰囲気とは違いましたが、ご参加の方たちのお話もたくさん伺うことが出来、私もとっても楽しかったです。講座に対する意見で「あまり優秀でない教員が則マネをできるような授業例」というものがありました。スゴイ実践を伺うことも勉強になるのですが、明日の授業に指導にすぐ使える諸々が欲しいというのも現場の切実な願いだと思います。この授業づくり講座でも、バランス良くどちらのニーズにも応えられるような企画をこれからも組んでいただけたら嬉しいです。

社会科授業づくり講座 9月講座のお知らせ(報告を追記)

社会科授業づくり講座 9月講座のお知らせ
日 時:2018年9月16日(日)10:00~13:00
会 場:東京学芸大学附属竹早中学校
テーマ:「特別の教科 道徳」ってなんだ?
      -子どもの内心に介入しない指導・評価方法―」
講 師:宮澤弘道さん(小学校教員)
参加費:500円(学生200円)

*詳細は、チラシをご覧下さい。

<授業づくり講座 9月講座の報告>
「特別の教科 道徳」ってなんだ?~子どもの内心に介入しない指導・評価
講師 宮澤弘道 さん
参加者18名(小9,中5,特支3,学生1)
*宮澤さんからのメッセージ
当日は多くの現役教員の参加があり、関心をお持ちの先生方の存在に励まされました。また、これまで話をさせていただいたどんな会よりも参加者の具体的な質問が多く、授業づくり講座がこれまで行われてきた学習の質の高さを感じることができました。
 とはいえ、多くの先生方にとって道徳教科化はいくつかのトピックの1つでしかありません。また、教科書・指導書・ワークシートが使用されている小学校現場においては「困ることなく」教科書通りに実践できてしまう怖さがあります。だからこそ、まずはたくさんの先生に「困って」もらえるよう、教科化された道徳の本質的な変化について伝え、カウンターとなる授業を提案していけたらと考えています。この度は貴重な場を用意していただき、ありがとうございました。

*参加者の感想
・講座に参加して、人権教育の大切さを改めて感じた。子どもを一人の人間として尊重することを大切にして、道徳教育も含め日々の教育活動に取り組んでいきたい。
・教科化してもやることはそう変わらないのではないかと安心していた自分がいたが、反省の嵐だった。
・講座で聞いた「中断読み」を使って、子どもたちどうしが多様な考えに触れる機会にしていきたい。
・道徳に関して、ここまで考えたことはなかった。道徳に対する社会科教員としての使命も強く感じ、今日学んだことを普段の実践にも生かして生いきたい。
・道徳が現状抱える問題点をよくわかっていなかった。本日の講座を聞いて、現場ならではの問題点、課題点を知るとともに道徳を教科化する難しさを理解することができた。
・講座を通して、道徳資料を信頼しすぎてはいけないと思い、職場の先生にも伝えたくなった。また、自分は気を付けるアンテナを高くしておきたい。
・教科書に書かれていることを中心に、正しい一つの答えを学び、覚えることが大事だと考えていた。今回の話を聞いて、子どもの考えを縛らずに認め合うこと、個人の考えを大切にできることを目指した世の中にできる教育ができればと思った。
・道徳の教科化の捉え方について、教員、保護者、子どもの視点から大変わかりやすかった。人権教育を道徳に取り入れる危険性については特に印象的だった。
・自分の勤務校では、「ねらい」に忠実になることばかりが話題になるので、「ちょっとこわいな」と思っている。当日の空き時間で、指導書に目を通して授業を行うというくり返しだったが、もっと真剣に取り組まなくてはと思った。
・科学的でない道徳が、科学的である各教科を支配してしまうことに、自分自身も違和感を持った。
・道徳の授業内容、方法、評価まで、とても分かりやすく説明していただき、とても勉強になった。
・教科書の内容をしっかり分析して、どう授業に活かせるかを考えていく必要性があることを実感した。
・今回の講座を通して、道徳の授業をすることが少し楽しみになった。

*担当実行委員から
 「道徳の教科化」というみんなが悩んでいるテーマだったので、参加者から、活発に質問が出て、宮澤さんが丁寧に答えて下さって、良い講座になったと思いました。
道徳が教科化されることで、教えることが明確になった一方で、そのことが子どもたちの思想や価値観を縛ってしまう危険性もあることがよくわかりました。理論的なことに加え、実例を交えたお話も多く、自分の道徳に対する指導のしかた、向き合い方を見直すきっかけになりました。道徳が教科化されるこのタイミングで、ただなんとなく教科書や指導書の通りにするのではなく、道徳をどのようにとらえ、現場で授業していくのかを考えていかなければならないと感じました(森下周亮)